2001-10-28 ピストル・オペラ movies こんな映画を観た。 当初「新・殺しの烙印」というタイトルがつけられていた鈴木清順監督の最新作。 謎の殺し屋組織「ギルド」、ナンバー3の殺し屋「野良猫」(江角マキコ)は、正体不明の謎の殺し屋ナンバー1「百眼」と対決することになる・・・・・・。 美術・木村威夫は清順ワールドに不可欠の存在、今回も無国籍な不思議なセットをたくさん登場させてくれます。 役者の個性を剥ぎ取って自分の手駒にしてしまう清順演出ですが、江角マキコも山口小夜子も永瀬正敏も剥ぎ取られると「なんにもなくなる」という恥ずかしい事態に陥ってしまった。 自分自身の粗悪なパロディ映画になってしまっているのが悲しい。