冷静と情熱のあいだ

こんな映画を観た。
まったく期待していなかったので「意外と悪くないじゃない。」というのが正直な感想。
ターゲットの女性客が嫌う「日本映画的な要素」を極力排除して、イタリア語、英語を散りばめた洋画感覚の「商品」。
「商品」として割り切って作ったスタッフの能力は低くないと思う。がぁ！やはり原作のつまらなさがどうしようもないね。「あの塔でもう一度会おう！」とかいう陳腐な約束に２時間もつきあわされる観客の身にもなってみろよ！
キャスト陣では、主役の二人の「お人形さんぶり」に反比例して、大和田伸也や篠原涼子の人物造形が素晴らしい。