真夜中まで

こんな映画を観た。
イラストレイターとしても有名な和田誠が脚本・監督、真田広之が主演をつとめた音楽サスペンス映画。
「真夜中まで」というタイトルは、ジャズのスタンダード「round about midnight」から。
映画の上映時間と劇中の時間がシンクロ(つまり、5分の出来事を5分で描くということ)という仕掛けが前半はうまく機能しているだが、後半少しアバウトになるのが残念。
真田広之の持ち味の「ちょっと嫌なキャラ」を巧く引き出している和田演出はさすが。このあたりは、「麻雀放浪記」「怪盗ルビイ」とコンビを組んできたキャリアのなせる技か。