ジュラシック・パーク3

ジュラシック・パークIII コレクターズ・エディション [DVD]
at 2001 07/30 13:47

こんな映画を観た。
1、2作目の監督スピルバーグは製作総指揮にまわり、監督が「遠い空の゛こうに」のジョー・ジョンストンとなったシリーズ3作目。
全米では現在大ヒット中で「A.I.」を破る勢いの興行成績となってます。
これ以降ネタバレあり。ご注意下さい。
7月28日(土)の先行ナイトで観ました。渋谷の渋東シネタワーは7割の入り。大作の先行としては、厳しいスタートといえるでしょう。
本来は8月11日公開の予定が、1週間早まって8月4日公開となったという点にも宣伝部の焦りが感じられます。
で、内容はどうだったか?
3作目の監督が交代したのは大正解。2作目で盛り込みすぎて失敗したCGの見せ場をスッキリ整理。
前2作の悪役をあっさり仕留めるスピノサウルスの登場。(視点が回り込んで描かれる対決シーンのCGが迫力あり。危うしゴジラ映画!)
ジョンストン監督お得意の「空ものシーン」。プテラノドン親子やパラグライダーを使ったレスキュー・ミッションの描写。(「鳥かごだぁ!」のシーンは震えがきたねぇ!)
などなど、「CGの見せ方はこうですよ」と言わんばかりの職人技が見事。
そして、なにより監督がこのシリーズを愛しているという感じが画面に出ていて、前2作を観ているとニヤッとできるシーンが随所に登場します。このへんが「赤影」と大きく違う点。
1作目で描かれていたグラント博士が子供嫌いだというキャラが、今作に上手に生かされて描かれています。
さらに見所ポイント。ラスト近く、テレビの画面で登場するピンクの恐竜は「バーニー」という名前で、いわばアメリカのガチャピンみたいなものです。アメリカ人はあそこで大爆笑です。