パール・ハーバー

パール・ハーバー 特別版 [DVD]
at 2001 07/19 01:46

こんな映画を観た。

ディズニー資本、ジェリー・ブラッカイマー製作、マイケル・ベイ監督の「アルマゲドン」チームの最新作。

全長3時間3分のうち真珠湾攻撃前のラブ・ストーリーに1時間、真珠湾攻撃に約45分、残りがラブストーリー&東京初空襲という構成。

とにかく史上最高の製作費が売り物のこの作品ですが、ブラッカイマーたちはもっと金をかけたかったらしい。戦闘シーンを減らし、役者をグレードダウンして、ようやくディズニーからゴーサインが出たそうです。
世の中は、かなりこの作品に否定的なようですが、まぁブラッカイマー作品ですからねぇ・・・・・・・。
この映画を観ると、急にインスタント愛国者になって「日本の描写が・・・・・」という人が多いけど、師範代はその部分こそが一番面白い部分でした。
この映画での日本は「アメリカ人のイメージとしての日本」「どこの国でもない東洋」なのです。だからこそ、アメリカは日本を恐れ、日本を憎んだということが、この日本のシーンには、とても端的に現れています。(制作者側はそんなつもりはないだろうけど・・・)
カットされてしまったという東京空襲で逃げ惑うゲイシャ・ガールのシーン、観たかったです。

ラブストーリー部分の脚本のいい加減さはすごいものがあります。師範代、映画を見終えて思いました。
「一番悪いのは、日本でもアメリカでもなく、ケイト・ベッキンセールの看護婦だぞ!」