日本のいちばん長い日

at 2001 04/23 19:07

こんな映画を観た。
岡本喜八監督1968年の作品。
日本がポツダム宣言を受け入れ、昭和20年の8月15日の正午に天皇玉音放送が行われるまでの24時間をドキュメンタリー・タッチで描いた大作。
師範代は小学生の時にこの作品をテレビで観て、三船敏郎切腹シーンにむちゃくちゃビビッたです。
大作であるが、岡本監督独特のスピード感はかわらずで、2時間30分をものすごい速さで疾走する。
「大作イコールじっくりとした描き方」という昨今の邦画界は、参考にするべき作品です。
昨年の「雪山ダム映画」なぞもこのくらいのスピードがあれば「ハリウッドクラス」という言葉を使ってもよかったかもね。
問題は物量や予算だけではないということです。
時代の断片をここまでエンターテイメントに描ける作家がいるでしょうか?
長谷川和彦監督の「連合赤軍」が実現すれば、この作品に肩をならべられるかもしれませんが・・・・・・・・。(ゴジさん、映画の撮り方、忘れとるんじゃなかろうか?)
東京映画ファンの良心「自由が丘武蔵野館」のレイトショーで上映中。(現在、橋本忍特集なのです)
来週は、カルト超大作「幻の湖」だ!!