クイルズ

at 2001 03/23 19:32
クイルズ〈特別編〉 [DVD]
こんな映画を観た。
マルキ・ド・サドを巡る狂気と陶酔の物語。ジェフリー・ラッシュ「シャイン」を凌ぐほどの入魂の演技。助演のホアキン・フェニックスも好演。(アカデミーは『グラディエーター』でのノミネートだが、こっちのほうが数倍よい!)
カッコーの巣の上で」「アマデウス」などを思わせる重厚な演出は、久しぶりにまともな映画を撮ったフィリップ・カウフマン。(前作は女体盛りが登場した『ライジング・サン』でした。でも『ライト・スタッフ』は師範代のフェイバリットですよ。)
「管理するもの」VS「表現するもの」あるいは「クリエーター」VS「システム」というテーマは、まさに現代的!!
クイルズとは、サド公爵が使っている羽ペンのこと。