新・仁義なき戦い

at 2000 12/12 19:37

こんな映画を観た。

あまり評判よくなかったので期待していなかったけれど、レベルは高い作品です。もし、この作品がプログラム・ピクチャーの１本として７０年代に封切られていたら「大傑作」と呼ばれたでしょう。
煮え切らない岸辺一徳演ずる組長、何を考えてるのか分からないトヨエツや布袋のキャラ設定も、それが「今」を感じさせるヤクザ映画には必要だったからだと思います。
しかし、日本映画の製作本数が激減している今、「仁義なき」の大きな看板をこの映画１本だけで背負うのは厳しいと思う。ヤクザ映画が毎年１０本ぐらい公開されている状況だったなら、マスコミの反応ももう少し違っていたのでは？

評論家の評判がいい「顔」より、師範代はこの映画の方が好きです。久しぶりに東映らしい作品を観ました。阪本監督ありがとう（by師範代）

（全国東映系で公開中）