第57回ベルリン国際映画祭

ベルリン──第57回ベルリン国際映画祭は最終日の18日、コンペティション部門の最高賞に該当する金熊賞に「トゥヤの結婚」(中国、王全安監督)を選び、閉幕した。
モンゴル自治区の草原で放牧生活を送っていたヒロインが、離婚と再婚を通じて文明化の波にのまれていく姿を描いた作品。王監督は「経済成長期に失われていくものについて考えるのは重要だと思う。(文化や伝統を)一度失ったら、もう取り戻せない」とコメントした。
コンペ外作品では、女優の桃井かおりさんが監督した「無花果の顔」がNETPAC賞を受賞した。
その他の主な受賞結果は下記の通り。


銀熊賞(審査員特別賞) 「El otro」(アルゼンチン・フランス・ドイツ合作、アリエル・ロッター監督)
監督賞 「Beaufort」(イスラエル)のヨセフ・シダー監督
主演女優賞 「Yella」(ドイツ)のニナ・ホス
主演男優賞 「El otro」のフリオ・チャベス
芸術貢献賞 「The Good Shepherd」(米国、ロバート・デ・ニーロ監督)のアンサンブル・キャスト

(CNN)

日本アカデミー賞と比較しちゃダメだってことは頭ではわかっているつもりだけど・・・・・・・。
新しい才能を発見しようとする「意志」が感じられるラインナップです。