実相寺昭雄監督、逝く

テレビの「ウルトラマン」シリーズの演出や映画「帝都物語」などで知られた映画監督の実相寺昭雄（じっそうじ・あきお）さんが１１月２９日深夜、死去した。６９歳だった。通夜・葬儀の日取りは未定。
東京生まれ。５９年、ラジオ東京（現ＴＢＳ）に入社し、６６年の「ウルトラマン」をはじめ、「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」など特撮番組に数多く参加。奇抜な構図や照明を駆使する独自のスタイルで、不可解で不条理なムードあふれる映像を作り上げた。
６９年に映画に進出。エロチシズムを大胆な手法で表現した「無常」「曼陀羅（まんだら）」、人気小説を原作とした「帝都物語」「姑獲鳥（うぶめ）の夏」などを監督。「魔笛」などオペラの演出も手がけた。
昨年は「ウルトラマンマックス」の演出に参加。半年ほど前、手術を受けたが、かつて手がけた特撮番組を自らリメークした映画「シルバー假面（かめん）」を完成させ、１１月の試写会に姿を見せた。１２月２３日の公開を待つばかりだった。
東京芸術大名誉教授。著書に「ウルトラマン誕生」など。
（asahi.com）

昭和の子供たちに「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」で映像の凄さを刻みつけた巨匠の死。
実相寺作品のトラウマから「リング」も「呪怨」も「エヴァンゲリオン」も生まれたことを思うと、その影響の大きさははかりしれません。
そんな影響を次世代に与える程の映像を、現代のクリエーターたちは生み出しているのだろうか？

遺作となった「シルバー假面」（http://www.silverkamen.com/silverkamen/） もかなりやりたい放題だったようなので期待したいです。

ファンが作った追悼ビデオがyoutubeにアップされてました↓