一瀬隆重、20世紀FOXと契約

ハリウッド業界誌ハリウッド・リポーター最新号によると、米ハリウッドでリメイクされた「リング」(1998年)や「呪怨」(2002年)など、多くの人気ホラー邦画を手がけてきた映画プロデューサー、一瀬隆重さんが、ハリウッドの大手製作会社20世紀フォックスと3年契約を結び、ハリウッド資本によるホラー映画を製作することになった。
日本の映画製作者がハリウッドの大手と直接契約し、ハリウッドで映画を製作するのは極めて珍しい。
一瀬さんはこれまでに約50本のホラー映画を手がけ、「呪怨」のハリウッド・リメイク版「THE JUON/呪怨」(04年)は米で1億1000万ドル(約124億円)を稼ぎ、10月には続編が公開される。
「リング」や「仄暗い水の底から」のリメイク版も米で大ヒットした。
一瀬さんは現在、パラマウント映画やワーナー・ブラザーズ映画などともホラー映画の製作プロジェクトを展開中といわれ、Jホラー(和製ホラー映画)」が今後も注目を集めそうだ。
産経新聞

日本人プロデューサーの躍進ととる向きもありますが、要は、ハリウッドの企画不足がかなり深刻なものだということです。
ただ、この契約って「ファーストルック」の契約なんですな。(http://www.takaichise.com/blog/2006/05/post_140.html
これって、「まず俺に企画を見せろ!俺が気に入ったらお金出してやる!」という相手かたにかなり有利な契約なのです。
以前、「SHALL WE ダンス?」の後に周防監督がミラマックスとこの契約を結んでいましたが、結局1本も実現していないようなので、かなりハードルが高い契約のような気がします。