北斗の拳がファンドに!

SMBCフレンド証券は、信託機能を活用した映画ファンドを販売すると十五日に発表した。
漫画やアニメで人気を集めた「北斗の拳(けん)」を原作とした劇場公開用映画三本とオリジナルのビデオソフト二本が対象。
一口十万円で個人の投資家から出資を募る。
この「北斗ファンド−英雄伝説−」は、映画著作権を信託財産として運用する。
個人から総額五億円、企業から総額二十億円(個人とは別単位)の合計二十五億円を集め、三年間で五作品を制作する。
映画の興行収入やDVD販売、ライセンス許諾などで得た利益を投資家に還元。
三井住友銀行がこのスキームを開発した。
個人向けの販売開始は十月十六日。
SMBCフレンド証券のWebサイトを通して購入できるが、同社の総合口座を持っている必要がある。
販売までに、興行収入などに対する配当の予想シミュレーションなどを公表する予定だ。
もっとも、映画がヒットしなかった場合、元本割れになる可能性もある。
これに対し、SMBCフレンド証券は「確固たるファン層を持っている作品が投資対象となるため、投資効率は高い」としている。

韓国では一般的になっている映画ファンド。
松竹が「SHINOBI」でスタートさせているけど、「北斗の拳」に目をつうけたとこはうまい!
映画は資金集めが重要なポイント。
お金を集めるという点でファンドは、新しい日本映画の可能性を引き出すかもしれない。
ただ、多数が求める映画しか製作されない傾向が強まるという「プチ・ハリウッド化」の危険性も秘めていることは、指摘しておかねばなるまい。


「北斗ファンド−英雄伝説−」のサイト↓

http://www.smbc-friend.co.jp/hokuto/