妄想映画館「宇宙戦争」

eigadojo2005-08-03

もし映画のキャストが気に入らなければ、自分でキャスティングしちゃえばいいんです。
自分の脳内で自分だけのキャスティングのオレサマ映画が上映されるのです。
それが「妄想映画館」!


師範代の「妄想映画」の場合、「宇宙戦争」の主役は、ウィリアム・H・メイシーであるべきです!
「ファーゴ」でアカデミー賞に、「シービスケット」でゴールデングローブ賞にノミネートされた「世界一なさけない表情」ができる俳優さんです。
妻に見放され、子供には尊敬されず、宇宙人が攻めてきても逃げるまわるだけ・・・・・。
観客が「この人、大丈夫かな・・・・・途中で死んでしまうんじゃ・・・・・」と思ってしまう「幸の薄さ」がメイシーにはあります。
そんなメイシーがラスト、別れた妻のもとにボロボロになりながらたどり着く・・・・これは泣けるはずです。
トム・クルーズ先生じゃこの哀愁は出せません。
日常を破壊する圧倒的な暴力!多分、スピルバーグの演出意図もそのへんにあったと思うのですが、トムだとどうしてもヒーローっぽいパブリック・イメージが強いので、日常からかもしだされる「哀愁」までには至っておりません。
ウィリアム・H・メイシーをキャスティングすれば、そこはもう解決です。脚本はいじらないでそのままトム・クルーズ版で撮影し直せ!


もし、日本人でリメイクするなら、角野卓造岡本信人あたりの橋田壽賀子組で日常描写をバリバリ・リアルに入れていけばよい!
トライポッドに破壊される「岡倉」&「幸楽」!
「かぁさぁぁぁぁん、宇宙人が攻めてきたんだよ。そんなこといってもしょうがないじゃないかぁ!」(byえなりかずき