「タイガー&ドラゴン」予想通り連ドラ化

 TOKIO長瀬智也(26)とV6の岡田准一(24)主演で1月9日にTBSで放送されたスペシャルドラマ「タイガー&ドラゴン」が、4月スタートの連続ドラマとして放送されることになった。脚本は宮藤官九郎で、長瀬、岡田とはそれぞれ「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」というヒットドラマを生み出している。落語をモチーフにした1話完結物語で、新たなクドカンワールドが繰り広げられる。

 1月9日に放送されたスペシャルは15・5%の好視聴率を記録。3月9日に発売されるDVDには、すでに約1万枚の予約が入っている。また、番組ホームページにも約1000件の続編希望の書き込みが殺到。スペシャルから3カ月。金曜午後10時の枠で、早くも連ドラでの復活が決定した。連ドラ終了後にスペシャルが放送される作品はよくあるが、スペシャル成功での連ドラ化は異例だ。

 物語はヤクザの虎児(長瀬)が落語家・どん兵衛西田敏行)に弟子入り。そこでどん兵衛の二男・竜二(岡田)に出会う。竜二は「落語の天才」ながら、家を飛び出し原宿でデザイナーズショップを開いている。スペシャルでは落語の演目「三枚起請(さんまいきしょう)」と実際の物語がリンク。謎の女・メグミ(伊東美咲)をめぐって、虎児と竜二がトラブルに遭遇した。

 連ドラでもスペシャルを踏襲。1話完結の手法で古典落語が現代風の物語となり、虎児と竜二が巻き込まれていく。また毎回最後には、モチーフとなった演目の一部を長瀬演じる虎児が披露という、クドカンならではの斬新な展開となる。

 主演の2人は「スペシャルでは虎児の魂を借りて、虎児なりの落語ができればと思いましたが、それが第1話ではできていると思います」(長瀬)「単発は第1話みたいな形で終わっていましたし、(連ドラは)もっと内容が濃くなっている。勢いも増してます」(岡田)とコメント。

 「池袋…」も「木更津…」も放送終了後に再放送や口コミでさらに人気が広がり、DVDの大ヒット、スペシャルや映画化につながった。キャラクター的にも2つのドラマが合体した雰囲気で、ドラマファン、クドカンファンは必見だ。
スポーツニッポン

1月10日の師範代日記(http://d.hatena.ne.jp/eigadojo/20050110)でも予想していますが、やっぱり決定しましたね。「タイガー&ドラゴン」4月から連ドラ化です。
ジャニーズ事務所的には、このドラマの放送中のゴールデンウィークに公開となる宮藤官九郎初監督作品「真夜中のや弥次さん喜多さん」(長瀬智也主演)につなげたいとこ。ところが、共演の中村七之助が「警官を殴って逮捕!」の事件が発生。果たしてクドカン映画は無事公開されるのか?