映画ファンド

甲賀忍法帖 (角川文庫)

 女優、仲間由紀恵(24)が、来秋公開の映画「忍 SHINOBI」(下山天監督)で時代劇映画に初主演することが12日、製作・配給元の松竹から発表された。同作では、日本映画界初の試みとなる個人向け公募「映画ファンド」を導入する計画。観客側が同映画に投資し、映画がヒットすれば比率に応じた配当が得られるという前例のない取り組みだ。

(中略)
 松竹によると、投資者は、同映画がヒットするかどうかをキャスト、ストーリー、スタッフなどの情報をもとに予測を立てながら、一口10万円単位で投資金額を決定。資金は、映画の製作費、宣伝費、配給費などに使われ、公開後、映画の興行収入やビデオの売り上げなどからリターンを得ることができるという仕組みだ。映画がヒットすれば、高いリターンが望める。

 リスクを抑えるため、融資と投資を組み合わせる方法で行われ、融資部分は、みずほコーポレート銀行を通じて100%元本保証。投資部分が配当の対象となる。現在、90%を融資、10%を投資とする安定コースと、60%を融資、40%を投資とするチャレンジコースの2種類を考案中。たとえば10万円を安定コースに投資すると、9万円は通常の銀行より若干高い利息がついて必ず戻り、1万円が映画の売り上げにより増減するわけだ。

 すでに欧州では映画ファンドの制度があるといい、ここ数年日本でもできる機会がないか、と同社は準備を進めてきた。松竹の久松猛朗常務取締役は「一般の方々が映画を応援している、そして映画製作に参加しているという意識を持ってくれるきっかけになれば」と話す。映画製作費は15億円の予定といい、来年1月までに「少なくとも10億円は集めたい」と久松氏。

 調べて、賭けて、観て、稼ぐ。新しいスタイルの映画の楽しみ方に、どれだけ関心が集まるか注目される。詳しくは今月末に開設される同映画HP(www.shinobi-movie.com)で。
(10月13日 サンケイスポーツ

原作は山田風太郎の「甲賀忍法帖」です。つまり人気マンガ「バシリスク」と基本は同じストーリーということになります。
映画は、当たればリターンの大きなビッグ・ビジネスということがわかったので、お金を持っている大きな会社が次々と映画製作に参入してきています。ただ、その種の人たちは、忙しくて最近の映画なんて見ていないので、騙されてトンデモない作品ができるのも事実!
師範代が10月13日の日記に書いている作品もそんな1本でしょう。
今回の松竹の試みはとても興味ありますが、監督が「弟切草」「マッスルヒート」の下山天である点で作品内容的にはあまり期待できないと思われます。
ただ、内容とヒットするかどうかは別問題!オダジョーと仲間由紀恵の共演はなかなか魅力的です。
どうせなら、まったくの新人監督を起用すればいいのになぁ・・・・・バカな松竹!


映画ファンドに関する詳しいことが知りたければ、以下のサイトにアクセスしてみてください。

http://www.shochiku.co.jp/shinobi/