アストロ球団

ここ数日の日本プロ野球界の騒動をテレビを観ていて、昔読んだマンガ「アストロ球団」を思い出した。


元巨人軍の伝説のエース沢村栄治(実在の人物)の遺志を継いだフィリピンの大富豪が、アストロ超人と呼ばれる選手を探し出しで「打倒巨人軍」のための球団「アストロ球団」を作るという物語。
要は「里見八犬伝」版の野球マンガなのですが、このアストロ超人たちが、あまりにすごいプレイヤーたちなので、古い体質の日本球界がよってたかって潰しにかかるというかなり過激なストーリー展開。
魔球を作るためにドリルを素手に握ったり、試合中に腹を切る敵キャラが登場したりと、もう読んでない人には信じられない物語展開なのだ。
結局「アストロ球団」は、日本球界に愛想をつかして、アフリカ(!?)に旅だってゆくという強引なラストとなります。「打倒巨人軍はどうなったんだよ?」って当時の多くの小学生が思ったはず。


ライブドア」だ「楽天」だ「シダックス」だと新球団についてもいろいろ報道されてますが、もっと滅茶苦茶な発想のプロ球団が出てきても面白いじゃないかなぁと思う。新球団設立の社長たちの顔を見ていても、どうしても野球が好きそうには見えない。ビジネス顔だよね。
どうせなら「読売グループへの怨念から球団を設立!打倒ナベツネ」みたいな球団が出てくると面白いんじゃないの。やっぱビジネスより怨念ですよ!