ピロウズのすごさ

シンクロナイズド・ロッカーズ
師範代の大好きなバンド「ピロウズ」へ捧げられたトリビュート・アルバム「シンクロナイズド・ロッカーズ」がリリースされました。
本当は「トリビュート盤」というのは、既に死んだアーチストを偲んで製作されるものなのですが、日本では「いろんなバンドがカバーするアルバム」程度の認識になっています。


つまり「ジョン・レノン」や「尾崎豊」のトリビュートは正しいけれど、ユーミン久保田利伸への「それ」はものすごく失礼なものなのです。


もちろん「ピロウズ」は現役バリバリのバンドです。
今回の「トリビュート盤」の面白いところは、カバーするアーチストの方が断然売れているということ。
YO-KING」「佐藤竹善」「BUMP OF CHICKEN」「Mr. Children」などなど。
このアルバムを聴くと「ピロウズ」がいかにすばらしい楽曲を生み出してきたかが、よくわかります。


ピロウズ」はVo&G 山中さわお、G 真鍋吉明、Dr 佐藤シンイチロウの3人のバンド。ベースは、鈴木 淳(fragments)がサポートメンバーとしてやっています。
ピロウズ」生み出すライブの凄さは想像を絶するものがあります。
山中の生み出す「楽曲の凄さ」、真鍋のギターの切れ味、佐藤のドラムのビート感、どれをとっても「バンド」として日本最高レベルのひとたちです。
彼らのステージを見ていると、バンドのメンバーたちが各人の能力を高くリスペクトしているのがよくわかります。
「バンド」として最も重要なことはこの「リスペクト」かもしれません。楽曲を作るリーダーだけが能力が高いバンドは日本には数多いのですが・・・・・・。(サザンはその典型かも)「ピロウズ」のように総合力の高いバンドこそが、「バンド」だと師範代は思うのです。
「シンクロナイズド・ロッカーズ」を聴いて「いいな!」と思った人是非、オリジナルを聴いてみてください。その10倍はいいと思います。

ピロウズ・オフィシャル・サイト
http://www.pillows.gr.jp/