ジブリ・プロデューサー鈴木敏夫語る!

at 2002 11/26 21:25

日本で「ほんもののプロデューサー」と呼べる数少ない人物・スタジオジブリ鈴木敏夫さんの講演を聴きました。演題は「宮崎駿の情報源」。鈴木氏の語る「宮崎像」は・・・・・・

宮崎駿はここ10年ぐらいずっと毎日、弁当持参。

●弁当は、半分お昼に食べて、夜半分食べる。

●食事時間は5分。

ワープロは認めるが、パソコンは嫌い。

●メールをやっているアニメーターを全部クビにしようとしたことがある。

●パソコン嫌いの宮崎を欺くため、ジブリはパワーブックをワープロだと嘘をついて導入した。

●テレビは結構観ている。特に好きなのは「NHKスペシャル」。

●テレビ・ゲームは嫌いだが、将棋のゲームだけは好き。

●一度に5本ぐらい映画をハシゴする。

●映画は頭から観ない。

●適当に劇場に入り、面白くなければすぐに出て別の劇場へ行く。

●たとえ途中から観た映画が面白くても、頭からもう一度観ることはしない。

●服はほとんど所沢のSEIYUで買ったもの。

●映画を作るときの3原則。
 1、面白くなければならない。
 2、作るに足る内容がなければならない。
 3、儲からなければならない。

●この3原則が唯一外れるのは「となりのトトロ」である。

●「トトロ」は2本立ての1本だったので、宮崎が好きに作った作品だった。

●最初の案の「トトロ」は、冒頭から「トトロ」が登場する大活劇だった。

●鈴木プロデューサーのアドバイスで宮崎が再考した「トトロ」は、猫バスさえ出ない地味なお話だった。

●次回作は噂通り「ハウルの動く城」。

●次回作は「メロドラマ」をやる。